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バイオEXPO
2005-05-19 Thu 01:15
昨日言ってた「遠く」のこと。
東京ビックサイトで開催中(今日から明後日まで)の
国際バイオEXPOへ、友達誘って行って参りました。
ちけぇじゃん、とかゆーツッコミが
画面の向こうから聞こえそうですが
八王子から電車を3回乗り換えて一時間強。
八王子の森の中からすれば、
東京の海は十分「遠く」なのでした。

ちょっとした冒険です。
んで、実際に着いて周りを見渡すと、
スーツ姿の人ばかり。完全に浮いてました…(汗)


まぁ、でも無理に背伸びして持ってもいない
専門知識を振りかざしもせずに、
気楽に大学や研究所で行われている最先端の研究のお話を
ブースごとに一対一で3つも聞けたのは、
僕にとって新鮮な体験でした。

☆東北大学 工学研究科の
 ヒトの血液を用いた発電をしたりする
 「バイオマイクロ燃料電池用の酸素電極」の研究

☆理化学研究所 脳科学総合研究センターの
 分子プローブを用いることで解像度が向上した
 「脳神経活動の実時間可視化」の研究

☆東京工業大学大学院 生命理工学研究科の
 ABCトランスポーターを用いて抗癌剤などの薬を
 必要に応じて細胞内に留めさせたり
 細胞外へ排出させたりというようなことが自由にできる
 「薬物トランスポーター:
 ファーマコゲノミクスから創薬分子デザインへ」の研究

など…。

他にも、東京慈恵会医科大学の
振動反射を低副作用かつラジカルな睡眠誘導装置や
育毛促進装置としての「振動誘発皮膚反射の臨床応用」なども
これからの研究の展望が面白いなぁと思いました。

一人暮らしをしてから、
見知らぬ人で話しかけてくるのはセールスの人々ばかりで、
話す言葉の一つひとつの裏に、
ショーモナイモノだけどもなんとか言葉を飾って
売りたい心が伺い知れて、聞いていて、
それはそれはドンヨリとした気分にさせてくれるものでした。

学校での、神経生物学の担当であるK講師(元学部長)の
聞いていてウキウキするような話しっぷりと同じような感覚
やりたい研究、知りたいことを求めていられる喜びを
感じる話っぷりに通じるものがありました。

聞く側の僕の心のせいもあるかもしれないけど、
セールスの人の話とは全く対照的なものとして、
僕の目には映るのでした。

そもそも、なんで平日に大学に行かず、
都会へ出て来たのかというと、
やりたいことを探しに来たのでした。
まだ、「俺はコレッ!!」と、断言できるほどの
やりたいこと(研究分野)は絞り込めてないので、
最先端の研究を見て、知ることで見つかったらいいなあ、
と思ったのでした。

具体的に、やりたい研究分野は見つからなかったけど
得たものは、僕にとって大きなものでした。
先ほど登場した我が大学のK講師(元教授)などは、
専門の話になると2日は話し続けられるといいます。

そんな風に、いきいきと、って言うとなんかシックリこないけど、
今日出くわした、「少し興味を持っている」程度の僕に、
目を輝かせながら研究の説明をアツく語る人達を僕は、
素直に尊敬できたのでした。

俺も専門を語らせたら話が止まらないような人になりたいっす。


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